Honda Collection Hall
Space designモノに込めた「想い」もアーカイブしたい。
ORDER
1998年にオープンしたHonda Collection Hall。そのリニューアルを依頼したい。
TASK
「製品を通じてHondaの原点を伝える」が、展示のそもそもの目的。それを「想い」や「考え方」の視点でもっと工夫ができないか。
SOLUTION
Hondaの原点を伝え、共感してくれる人を増やしたい。そのためには、製品だけでなく、「Hondaはなぜそれを生み出したのか」という想いまで展示する必要があるはず。そこで、市販車・製品の「人に役立つものを創ろう」、そしてレース車の「世界の頂点を目指そう」という2つのメッセージを核としながら、創業者・本田宗一郎の実際の発言を活かした壁面パネルを制作し、製品群を束ねる構造に。各製品には開発の想いを記したパネルを用意し、時には車両の数も絞るなどして、モノよりも想いを際立たせる展示へと刷新した。この2013年のリニューアルで得た成果は続く2017年の改装にも継承され、またHondaの各事業所を回る巡回展示も同じ形式で行われるようになるなど、原点展示のスタイルを確立する転機となった。
クライアント:本田技研工業株式会社
制作年:2013, 2017